暗い。
無理矢理アシュ←ルクをねじ込んだ私は馬鹿だと思います。
見ようによっては厳しめ…かも?微妙なライン。
"死ぬ"っていうのは"明日が無くなる"って事だ。
だって、死んだらもう楽しいことも辛いことも何も訪れない。
考えることすら出来ない。
そういうものだ、多分。
最初に"明日"を奪った時。俺は怖くて怖くて仕方が無かった。
俺の手が訪れるべき"明日"をな無くした。
でも"明日"を奪わなければならなかった。そうするしかなかったから。
"明日"を奪うことが正しいんだと、周りが言っていたから。
それからも俺の手は次々に"明日"を奪っていった。
ああ、奪われてしまった"明日"は一体何処にいくんだろう。
そんな事を考えていた。
沢山の沢山の"明日"を奪ってしまった――一万もの"明日"を、俺が、この手で。
俺は許されるべきでは無い。だって沢山の"明日"を奪ってしまった。
そして俺はあいつの『本来ある筈であった明日』も奪っていた事も知った。
どうすれば償えるだろう。どうすれば"明日"を戻せるのだろう。
ひょっとして俺は"明日"を奪うことしか出来ないのだろうか。
また俺は沢山の"明日"を奪ってしまった。
また、一万もの"明日"を…この手で。
このまま俺の"明日"も無くなってしまえばよかったのに、何故か俺の"明日"は存在している。
けれど、それも長くはないらしい。
ああ、やっと"明日"が訪れなくなるのか。
何故か安心した自分に、嫌悪した。
あれだけ沢山の"明日"を奪ってきたというのに…。
――ああそうか、これが償いか。
きっと今までに奪ってきた"明日"は、俺の"明日"から差っ引かれてたんだ。
当たり前だ。これでいいんだ。
でも、たったひとつ……あいつの"明日"が無くならなくてよかったと思った。それは、本当。
もう俺には"明日"が無い。今日で終わってしまう。
皆は知っている筈なのに俺の"明日"を信じて「帰ってきて」って言う。
どうしよう。無理なのに。
あぁ、お前も約束したのに、なんでなんだよ。
"明日"が無いって、冷たいんだな。冷たいお前なんて見たくなかった。
でも俺の"明日"がお前の"明日"になるなら、それで―――
ごめん、ごめん。俺なんかの"明日"を押し付けて、ごめん。
でも、お前の"明日"があるならいいんだ。本当に。
ごめん。
――アッシュ…大好き、だったよ。
("明日"=生命)
以下、真面目な雰囲気でいたい方はスルーの方向で(反転仕様)
小学生時代「死んだらどうなるんだろ」と風呂場(何故)でまじめに考えて想像した挙句泣き出して親を困らせた事があるわけですが。えーと多分小4くらい。想像力豊か過ぎて笑えますね(…)
でも本当、その当時は明日が来るのが凄く楽しみで、毎日が楽しかったんです。だから明日がこないのやだーってなって。ついでに死んだら真っ暗なんだろうか、でもそんな事考えることもできないんだろうな、とか思ったら怖くなって。で、泣いたわけですが(…)
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