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2024/05/22 06:46 |
ルシエルの背後霊日記 2

投稿しようとしたらネットに上手く接続できなくて一回消えました。泣きたかったです。

というわけでチーグルの森編。
ルシエルは限りなく白くて卑屈だった『ルーク』の記憶(もうかなり曖昧)をもっているのでちょぴっと引きずられてます。それもあって厳しめ発言はあんまし無し。
その分あとがきで双真がなにかぶちぶち言ってたりします。
先入観ありすぎるとちょっと困りますね…。








4年後のグランコクマにいる父上と母上とついでに陛下、お元気ですか。
4年前の父上に遭遇してしまいましたが、おれは元気です。

ところでこの状態って元の時間軸での時間経過ってどうなっているのでしょうか。
全部終わって帰ったら相応の日数が経過してて大騒ぎになってたらどうしよう、と今更ながら思ってしまう次第です。
この辺はローレライを絶対どつき倒すに聞いてみないとわかりませんが。

あ、ルークがものを食べればその感覚が伝わってくることがわかりました。これで色々大丈夫そうです。
流石にずっと何も感じ無いんじゃ参ってくる…。

とりあえず今日もがんばろうと思います。













んー、日記かぁ。
おれには日記の習慣無いけど、この背後霊してる間が暇で暇で仕方ないから書いてる感じ。
帳面無いから脳内日記だけどな!…寂しい。
ローレライもこれくらい奮発してくれたってよくね…?

そんな事をぼけーっと考えながら夜のエンゲーブの上空を駆ける。
どうやら絶対にルークの下に戻る、っていう意思があれば割と自由行動可能らしい。でもま、ルークの意識が無い時限定っぽいけど。今はルークが寝てるからおっけー。
とりあえず今の状態で何が出来るのかを試してみたかったんだよなー。

エンゲーブから少し離れた草原へと降り立つ。ちらほら魔物を見かけるけど、こっちに気付く様子は無い。
てことはやっぱ魔物からも認識されてないってことか。試しに直ぐそばを横切ろうとしたチュンチュンに手を伸ばすけど、予想通りすり抜けた。

エンゲーブではブウサギも鶏もおれの事スルーしてたし、やっぱすり抜けたから…人間を含め、生物からも認識されない…っと。

じゃ次。本題そのいち。

「荒れ狂う流れよ―――」

…うん、音素は集まる。発動にもこぎつけられそう。
というわけでその辺に飛んでたビーに向って…

「スプラッ…しゅ…?」

うわ、発動させようとしたら霧散しやがった。一応、世界には認識されてるけど影響出るほど干渉すんじゃねーってことかこれは。

んじゃさらに次。本題そのに、っつーか本命。

どうせ発動しねーって事は何となく予測つくから手加減無しでチュンチュンに向ってロスト・フォトン・ドライブを繰り出そうとしてみた。

…反応はちょこっとあったものの、結局発動しなかった。
いやまあ、発動されても困るんだけどな。第二超震動だし。

あーあ、本格的に何もできねーのなおれ。ちょっとへこんだ。
何か出来てもそれはそれで困るからいいんだけどな、うん…。

盛大に溜息を付きながらエンゲーブへと戻ったものの、眠気は欠片も無い。
寝なくても平気なのか。寧ろ寝れないのか。
とりあえず何となく寝たい気分じゃなかったし、魔物と戦うことすら出来ない現状、腕がなまったら嫌だから鍛錬でもする事にした。


そういうしているうちに夜が明け、導師イオンが村から出て行くのを見なかった事にして宿屋へと戻った。
いや、ほら、おれに何ができるよ…?





+++++





というわけでやってきましたチーグルの森!
イオンと合流してチーグルの巣へむっかいましょー。移動すんのはルークだけどな!動くのめんどくせぇ…。


そんな感じでルークの…というより、三人の数歩後ろをキープするようにふよふよしてるおれ。
戦闘中はイオンの傍でぼけーっとしてる感じ。


ああ、ルーク…おまえなんでそんな、いや何も言うまい。
誤解されるような物言いなのが仕方ないんだろーけどなー…やっぱ、この時も、ずっとルークは優しい。
理解してもらえないのは、きっと、仕方ないんだろうけど…うん、誤解される方もちょぴっと悪いだろーしな。


(ほんとうに、そう?)


…そうに、決まってる。

―――そうでなければ、おれは…。



うっわ、チーグルすげぇ。沢山居すぎて流石にちょっとうぜぇ…。
いやミュウには慣れてんだけどなー、流石に大量だと、こう…うん、ルークの気持ちもわからんでもない。

はーぁ…なんかなぁ……色々やりきれねぇ…。

ミュウで遊ぶルークをたしなめるティア。
うーん、まあ、火を吹くように命令してんのはルークだし、そりゃ万が一があればルークが悪いよな。


…ん?
(じゃあ"あのとき"操られてたルークは)
……あれ?
(悪くないんじゃ―――)


何だ、この変な感じ。違和感?何かずんと重くなるような感じ。
え、何だこれ。そんな場合じゃないって。

前向き前向き!がんばれルシエルっ!!ライガクイーンはもう直ぐだっ!!!


……余計へこむじゃん。それ。






ごめんなさい。おれが言えた義理じゃないけど、ごめんなさい。
生まれてこれないって、どんな気持ちなんだろうな…ごめんなさい。


せめて、次の生があるならば……。


消えゆくクイーンと、割れてしまった卵へ――おれは、深く…深く、頭を下げた。



ぼんやりしたままルークにひきずられるように移動する。
はぁ、こんな、本当に最初なのに、こんなに、気持ちが沈んでちゃやってけねーだろおれ。がんばれよ。

ミュウが仲間入りして、チーグルの森の入り口でルーク達が拘束されてタルタロスへ連行される最中ですら、おれは上の空だった。


また視線を感じた気がしたけど、絶対気のせいだ。
だっておれは世界からギリギリ認識されてる程度に過ぎない。それは有り得ねぇことだ。

…そのはずだよ…な……?





(序盤から色々含みがありますよねー。特にミュウの吹いた火で火事が云々のチャット。
 あれには色々考えさせられました。主にメロンがどんだけ自分の言ったことを棚に上げてるのか、とか。

 うーん、ゲーム展開として考えるだけなら一億歩くらい譲って正しいんだろうけどなぁ、とは思うんです。彼らの言動は。
 最近の若い子とかは彼らに共感しそうですよね。でもそんな若い子達はきっとアビス世界ではルークと同じ扱いされるよ絶対。でもってルークほど純粋じゃないから色々ダメになっていくよ。
 若いプレイヤーが長髪ルークの事嫌うのって、そういう同族嫌悪みたいなのがあるからじゃないかなーって思うのですよね。それって思いっきり自分の首絞めてるわけですが。

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2008/06/27 23:54 | Comments(2) | プレイ日記もどき

コメント

双真さら様こんばんは、コメントから失礼します。
毎回拍手コメントをいただいているにもかかわらず、すっかり挨拶に来るのが遅れてしまってすみません(汗)。よそのサイト様にご挨拶に上がるのが苦手なチキンですいません!

ネタも小説も全て読ませてもらいましたv
赤毛命なガイは良いですよね。特にローレライの守護者の最強ガイ設定が好きです。アッシュを探しに行くときの取り乱しっぷりとか、ついつい思い出し笑いしてしまいそうになります。

アビスは1年以上前に友人に借りて1周クリアしただけ(それも友人のデータを使用して最初から経験値十倍)で、実は購入していないんですが、今やり始めたらタタル渓谷で投げ出してしまいそうです…。が、こちらのプレイ日記を見て、冷静な目で見ればもう1周やれるくらい同行者な彼らのことも受け入れられるかな、と思いました。…冷静になるのにもう少し時間がかかりそうですけど(笑)。

それでは長々と失礼しました。アビス、頑張ってクリアしてくださいね。
posted by あかり URL at 2008/06/28 00:48 [ コメントを修正する ]
あかり様、ようこそいらっしゃいました。
ととととととんでもないです、コメントありがとうございますっ。
私もものすごっっっくチキンなのでその気持ちはよくわかります、本当にありがとうございます。

ローレライの守護者はガイの過保護ぶりを別方面に向けてみた結果がああなったというか、そんな感じなのですが。捏造もはなはだしいのですが楽しんでいただけて幸いです。

実のところ全く冷静な目で見れてないのですがなんとかプレイしています。タタル渓谷で一瞬だけ意外とティアが優しい?とか思ったりもしましたがエンゲーブでガタ下がりしたりしました…(笑)
事前情報ありすぎると軽く人間(同行者)不信になれますね…これ。そんな中で癒しを見つけるのが楽しいです。何か間違っている気がしますがあえてスルーしてやっていこうと思います(笑)

ご来訪とコメント、ありがとうございました(ぺこり)
posted by 双真さら at 2008/06/28 09:55 [ コメントを修正する ]

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